歪んでいる

怪文書と黒歴史

セレステを買え

主人公はマデリン。
彼女は鬱病パニック障害を持っている。
不安定な人間って変な事をよくする。それは俺の事を見ているお前らがよくわかってると思う。(このブログとかもな)
それと同じような感じで彼女は車を走らせた。いや俺と同じにするのはいくらゲームの中とはいえ失礼が過ぎるな、まあとにかく彼女は"セレステマウンテン"へと車を走らせた。
閉じ込められているような息苦しさ、同時に誰かに見られているような不安、いろいろな感情がぐるぐるぐるぐる回る。
だから山へと足を運ぶ。だから山を登る。理由になってないしめちゃくちゃだ、でもそれくらいめちゃくちゃ理由をつけてでもこの山を登らなければならない。もちろん彼女にそんな使命も課題もレポートも宿題も補習もある訳では無い。俺には課題もレポートも宿題もめちゃくちゃある。補習はギリギリ無かった。ただ考えるのをやめたかった。
しかしそんな考えから始めた山登りは彼女の想像を、そしてこのゲームのプレイヤーの想像を遥かに超える。
『己を映し出す霊峰』で、マデリンが自分自身と向き合う

"""2Dアクション"""ゲーム。
そう、マリオとかドンキーとかとジャンルが一緒
ちなみに己を映し出す霊峰は自分でカッコつけて考えた言葉で別に公式で使われてるワードでもなんでもないからすまん










割と難易度が高い2Dアクションでいわゆる死にゲーなんだけど、1画面ごとで保存してくれて死んでも一瞬で復活できるからテンポが良い。
しかも1画面1画面が難所だから小さな達成感を何回も得られる。催眠音声で小さな快楽を何回も得られるのと同じ!
そしてアイワナみたいな理不尽さがあんまり無くて(人によっては理不尽!って思う人もいるかもだけど、絶対わかんねえような初見殺しが少ないって意味合いで)ただストレスが溜まるだけの死がほかの死にゲーに比べて少ないんだよな
そしてボリュームがバカで""完全クリア""がほぼ不可能に近い(死にゲーなのにノーミスクリアチャレンジみたいなのがあるからね)からいくらでも遊べる
完全クリア出来ないのどうなのって思う奴おるかもだけど"クリア"っていう区切りが無数にあるから自分に合った"クリア"を目指せるのも良い所
最低限(RTAでいうany%)のクリアに求められる難易度自体はそこまで高くないからアクションマリオとドンキーしかやった事ないよ😥😥って人でも楽しめます。俺もマリオとドンキーとカービィしかやった事なかったし


ストーリーとかについて

最初の怪文書にあった通りなんかすげー山に登ることになる
べつに世界救うわけでもなく無駄に捕まるお姫様を助けるわけでもなくただ山に登るだけ。
この現実的な話のスケールがなんだか親近感を湧かせる。
誰かの為でもなく、なんなら自分の為になるかもわからない事。
そんな山登りを見ていると、気付いたら自分が重なっている。
マデリンにめちゃくちゃ人間らしさがあるのが1つの原因だと思う。だいたい鬱病の主人公がどこに居るんだよ、って話。マリオが鬱病で配管工事に虚しさを感じてたら悲しすぎる。
マデリンの鬱病について触れられるシーンがあるんだけど、彼女曰く「辛い時は酒で流したりTwitterにぶちまける」。いや俺かよ、酒は飲まんけど後者完全に俺だろ
こんな主人公だからこそ自分が重なる、ゲームとしての完成度はさっき書いた通り高いし物語としての完成度もめちゃくちゃに高い。
このゲーム(ゲームと書いてものがたりと読む)がなんと2000円!バカなのか!?
ちなみに俺のゲームの腕前で取れるところは全部取って大体80時間くらい遊べました。
太鼓の達人なんか2000円で3時間とかそこらしか出来ないのにバチとか1セット作って終わりなのにセレステは2000円でとんでもない量の達成感、感動を得られる最強のゲーム(ものがたり)である。
あと忘れてたけどBGMもめちゃくちゃ素敵
チャプターの進行度や場面によって賑やかになったり悲しくなったり爆発したりもう感性が大変な事になる
物語あってこそのBGMなのでBGM単体でオススメするのはナンセンスなので本当にこのゲームをやっていただきたい

書きたいことを書くのは楽しいですね!後先考えないで適当に打った文だから読みにくかったり順序めちゃくちゃだったりするのはごめんね、
あと最後にひとつ、


Celeste|オンラインコード版

Celeste|オンラインコード版

  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: Software Download

セレステを買え(4月に日本向けでパッケージ版もSwitchとPS4で出るよ)